博士殺害計画

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博士殺害計画

博士を殺そう…。 僕は決意した。 邪魔なんだよ、博士…。 幸いのりうつったとはいえ、僕の心の中までは読めないようだ。 「博士、聞こえるかい??」 (あぁ、聞こえるぞアンダーソン) とりあえず博士は本当にいるようだ。 「とにかく、こんな状況じゃ何もできないからこの状態のことを調べに行こうと思うんだ。」 (うむ、わかった) もちろん、目的は別だ。 こうして僕は文献を探しに博士の家の書庫に来た。 「えっと…」 狙いを定めて探す。 『魂の憑依』 あった。 さっそくその文献を手にする。 《…この世に強い未練があると稀に魂が周囲の人間に取り憑くことがある。》 まさにこれだな。 しかし、見たいのはこんなとこじゃない。 《…魂が憑依するというのは一体化であり、憑かれた人間が死ぬまで一体化し続ける。》 …なんてこった〓〓 クソッ❗僕が死なないと博士も死なない…つまり、博士が死ぬときが僕の死ぬときか…。 クソッ‼ しかし、僕は次の一文を目にする。 《…一つだけ、憑依されても取り除く方法がある。その方法はすべてを消す力の存在である。》 ここでページが切れていた。 すべてを…消す力? そんなものが…? ボー★ルペンとは違う力があるらしい…。 博士殺害計画を実行するにあたり、その力は不可欠のようだ。 その力…なんとかして手に入れなければ…💥
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