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わしが博士
修☆正ペン…それこそ僕が探していた力だ。
「キャサリン…正気か??」
「何を言っているの??私は正常よ。異常と言うならこの世界よ」
キャサリンは力に逆に支配されている…。このままじゃ…。
「キャサリン…何でそうなる前にナタリーをその力で止められなかったんだ!」
「…私だって出来ることなら止めたかったわよ!!そしたら博士は…」
やっぱりキャサリンは博士のことが…💔
まぁ、今はそんなこと考えてる暇なんてないか。
しかし、修☆正ペンの力を得るためにはそうとうの代価が必要なようだ…。
深い悲しみや絶望…全てを消し去りたいと思ったときに得る力なのだろう。
(アンダーソン…キャサリンを止めるんじゃ)
博士が頭の中で話かけてきた。
…当たり前だ❗
「キャサリン、君は博士と過ごしたこの世界までも消し去るというのか!?」
「…博士はもういないのよ!!博士のいない世界なんて…」
「博士が守ろうとした世界なんだよ。君に幸せになって欲しいって言ってたじゃないか」
「だって…博士がいないなんて私耐えられないのよ…」
「わしならここじゃよ」
不意に博士が僕をのっとった。
「あなたまたそんなこと…」
「わしを信じろ!!わしが…博士じゃ」
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