去らば日常

6/41
前へ
/257ページ
次へ
「ぐはっ!!な、何しやがる桃香!?」 「朝からなにやってるんですか兄さん!あなたの血は桃色ですか!?はやく着替えないと遅刻ですよ!!」 「まぁまぁ落ち着いて桃香っち。カリュシューム足りてないんじゃない?」 「貴女が言うかあああああああぁ!!」 秋仁に振り下した竹刀を手放して、何処からだしたか不明なハリセンを楓の頭に目掛けて振りかざす。 「痛っひ!?な、なんで私まで攻撃されるの?私はただあっきーくんを起こしにきたのに………」 「貴女の血も桃色ですか!!いくらなんでも、起こしにきた状況で、馬乗りとはどうゆうことですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 吠えながら桃香は、さらに追加のハリセンを楓に炸裂する。 叩かれたとこを押さえながら涙目の楓。 「うぅ、痛いよ桃香っち。なんか私、いけない事……したかな?」 「存在自体が公序良俗に反してます。だから、朝から兄さんに抱き付くのはやめてください」 さらに吠える桃香。
/257ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5646人が本棚に入れています
本棚に追加