裏葵 服部半蔵

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佐助は身構え、雷丸は刀を抜いた。 半蔵は両手を広げ… 『漆黒の空を斬り裂き、更なる闇黒を我が刃に、全ての光を犠とし、此処に集え…はっ!闇斬黒獄!』 無数の闇が縄状になり二人の体を縛り上げた。 二人は完全に自由を奪われた。 『くっ、ぬかった。』 佐助は悔いたが後の祭り。 半蔵の印の速さに着いていけなかったのだ。 半蔵は二人に近づき… 『十蔵如きで闇の印を網羅したつもりか?アヤツには闇の印の全ては教えては居らぬ。まぁ、十蔵を倒した事は褒めてやろう。そこでだ、貴様らに機会を与えよう。ワシの部下になれ。さすらば命は助けてやろう。』 佐助は半蔵を睨み付け首を横に振った。 雷丸も同様に首を横に振った。 半蔵は不敵な笑みを浮かべ… 刀を抜き、刀を佐助目掛け突き立てた… 『クックックッ。さすらば貴様らには此処で死んで貰うとする…かっ』 突如、半蔵の体を炎の刃が貫いた。
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