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幸村と秀頼は毛利の船に乗り込み一路九州へ。
船上にて食事をしていると一人の眉目秀麗の優男が話し掛けて来た。
『何処まで行かれるんですか?』
幸村は何処かで会った事がある顔だなと思った…
だが幸村は平静を装った。
すると…
『ワシらは九州を目指して居る。』
と秀頼が答えていた。
『へぇ…九州へ?どっかで見た事ある顔だなぁ…お二方、失礼ですが姓名は?よろしければ筑後まで案内致しましょうか?』
幸村が切り返した。
『人に名を尋ねる時は先に名を名乗る礼儀も知らぬのか?』
『これは失礼。私、筑後柳川藩主、立花宗茂と申します。お二方お名前は?』
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