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番号を消しとったけど、なんとなく覚えとったウチは一瞬出るか出まいか迷った。
だけど、優斗と東二の間でフラフラするのも嫌で電話に出た。
東二
『久しぶり。今度会えん?』
ストレートな第一声にビックリした。
葵
『仕事ももぅしょーるし、時間はあんまりないかも』
東二
『いつでもいいけぇ時間が空いたら教えて』
そぅ話すと電話を切った。
(さすがB型…💧)
東二の行動力にはビックリさせられる。
4月に入り、バイトがなくなってから早く仕事が終わった日に東二と会う事になった。
会ってみるとやっぱりドキドキしてしもーて、自分を疑った。
葵
『話があるんよね?』
ウチは東二を車に乗せ、どこへ行くでもなく走る。
東二
『仕事どぅ?』
葵
『ん~まぁまぁかな。まだ慣れんけぇ毎日忙しいよ。東二は?』
東二
『俺は何もしてなぃ』
葵
『はっ⁉プーなん⁉』
まさか仕事をしてなぃとは思ってもみなかった。
東二
『したい事がなくて…まぁゆっくり探す。』
ため息が出た。
葵
『ふ~ん💧で、話は?疲れとるし、明日も仕事ぢゃけぇあんまり時間がなぃ』
そぅ言うと東二はまたストレートに言う。
東二
『そっかぁ。…ぢゃぁ言うんぢゃけど、、もぅ1回付き合って欲しい』
沈黙が続いた。
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