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薄い柔らかな微笑白き…
花弁(ハナビラ)ひっそりと…
緑の海に無言に佇む凜とす…
涼やかな香りに惹かれし虫達…
優しさ…
慈しみ気高さ…
高く…
高く…
どれほど高くと…
伸ばせど…
簡単には届きませぬ美しき花々…
遠きに見て愛で、摘み狩らぬモノと…
もう少し…
もう少しと…
時過ぎしれば春爛漫春…
待宵草…
柔らかな笑顔…
たくさん芽吹くでしょうか…?
風が…
寒さに春の息吹を編み込んで…
もう少し…
もう少し…
とそこまで来ております…
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