黒ぶちめがね

先生

｢じゃあ、ちょっとジュースでも買ってくるね｣

｢はーい｣

先生もいつものことだから、そんなあたしに呆れているようだった。

そして、眼鏡を弄られていても構わず教室を出て、すぐ近くの自販機へと向かってしまった。

あたしはしばらく眼鏡で遊んでいたけれど、段々飽きてしまって、今度は窓から身を乗り出して外を見渡した。
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