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学校近くの自販機を通った時、
「お~い!!」
後ろから誰かが叫んでいる。
「ん?」
僕と哲は一緒に振り向いた。
「なんだ……翔(ショウ)か」
僕は小さく呟いた。
「ハァ…ハァ……んだよ!なんだって!!」
翔は怒りながら言った。
「ん??コイツ……誰?」
翔はそう言って哲を指指した。
「あ~転校生だよ♪」
僕は笑顔で答えた。
「哲です!よろしく♪」
哲はそう言って手を差し出した。
「おっ、おう…よろしく」
翔は照れくさそうに握手した。
校門を入ると哲は「職員室に行く」と言って走っていった。
「なぁ?」
翔が突然呟いた。
「なに??」
僕は歩きながら聞いた。
「あの転校生……職員室分かるの??」
翔は笑いながら言った。
「あ……確かに」
僕はそう言って走りだした。
「悪い翔!!先クラス行ってて!!」
そう叫んで僕は急いで昇降口に入った。
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