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人嫌いさせない彼女に私は思わず微笑んでしまう。 牧さんは小踊りするように私と美也の手を掴んで彼同様に上座に座らせた。 「かなり恥ずかしいですよね……」 彼が困ったように私に話しかけてきた。 笑顔がかわいい。 私達は顔を見合わせてクスクスと笑った。 「じゃあ、改めてまた乾杯!」 部長の佐藤さんが乾杯の音頭をとった。 私達はその後、段々仲良くなり夏の合宿の夜に付き合い始めた。
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