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季節は冬
俺は少し小さくなった学ランを着て学校へと歩く
学校は8時登校
俺が家を出た時間は8時を過ぎている
今日も遅刻だ...
それでも僕は当たり前のように焦らずゆっくりと学校へ向かった
家から歩いて10分くらいの距離に学校があり、学校に着くまでの道にコンビニがある
よくそこで一時間目の授業が始まるくらいまで雑誌を立ち読みしていた
今日もいつものようにコンビニに入ると雑誌のコーナーには先客がいる
同じクラスの友達だ
彼の名は上嶋 勇樹(うえしま ゆうき)
彼は俺と小学校の頃から一緒だったけど中学三年生になって初めて同じクラスになり、それまで話したこともなかったけれけど同じクラスになってからはよく喋るようになった
「おは~勇樹~また遅刻ですか?」
「そう言うお前もだろ」
たわいもない朝の会話をしながら二人で気楽に立ち読みをしていた
「じゃあ俺さき学校行ってるから」
「へ~い」
俺はパラパラと雑誌を読み終わって先に学校へと向かった
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