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学校に着いて教室へと向かう
教室は三階の3年B組だ
ドアを開けると授業中なわけで、みんなの視線が一瞬俺に向く
「九条、また遅刻?貴方いい加減にしなさいよ」
ちょっと小太りで眼鏡をかけた女の担任の先生が言った
「すいませ~ん」
俺はそれだけ言って自分の席に座った
周りを見渡すと授業をまともに聞いてる奴なんて一人か二人しかいない
寝てる奴はいるし、漫画読んだり音楽聞いたり、女は化粧したりして、みんなでワイワイお喋りしたり騒いだりして教室に響き渡ってるのは先生の声じゃなく俺達の声だった
そして何よりもこのクラスは教室がボロボロで、壁に穴は空いてるし色々と壊されていて、とても勉強をする環境ではなかった
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