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『ふはは!わかった!小細工なしやとことんやったるわ!』
それはヤマトの初めてみる表情、怒り、そして喜び!
覇気が神経を突き抜ける、だが俺も負けちゃいない!
『おまえは終わりだ!ヤマト!』
確かにそういった、しかし目を睨んでいった筈のヤマトの姿がどこにも見当たらない!
『まじかよっ!?』
そう聞こえたのは隣、そうそこは兄貴がいた場所。足の裏を天に向け蹴りを放った斬新のままその動きを止めている。
振り返る先、城から離れていく光を見つけ・・・そして・・・
『兄貴!』
自分もすぐに追いかけ飛ぶ。展開する翼、その腕を取る事が出来た瞬間!
『響!上だ!』
光の声、フッと影が差す一瞬、振り向くと空中で草薙を振りかざすヤマトがいた!
『このノロマ!笑わせんなや!』
『くっ!?』
咄嗟に遺産を盾に攻撃を防ぐ、そこに動いたのは光!手に持つ【混沌】をヤマトめがけ震るう!
『はっ!』
楽しそうな笑顔浮かべながら剣を押し弾いて響の剣を踏み台に城へ戻る!
『ちっ!おい響!わかってんな!やんぜ!』
着地する響に二人で城を見上げる。
『あぁ、やってやる!』
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