折れた翼

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投げて来たのはハードケース。長さにして縱160横40センチ程のベースをしまえるサイズである。 「一体何の…」 「開けて見てみろ。」 「…くっ」 言われるがままハードケースを開く。出てきた物は… 「……ジャッジメント……だと!?」 そう、俺が【new world】にて使っていた剣だ。 「ヤマトがメルアド知らねぇから直接頼むってよ。     グッドラック♪ってな♪」 …三度目、それを遂にリアルで言われた。 「リアルだ、精々死なない程度に頑張んな♪」 マサシは踵を返し去る。 追うか? 殺されにか? どう考えても不可能だ。太刀打ちなど出来るものか…。 だが… 「まて…マサシ…。」 その名を呼び止める。 「………どうやら…死にたいようだな?」 「誰が死にたいと言った…だが…お前をこのまま行かせる訳にもいかない…」 ハードケースからジャッジメントを取り出す。 思ってたより軽い。 「やはり…俺が認めた最強の男だ良いだろう…少し遊んでやる」
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