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「くっ!」
「恭介!囲まれとるバイ!」
「うっせー!見りゃわかるっつーのっ!」
辺りを取り囲まれその手に握る銃の照準がこちらを向く。迷彩服を着た無数の兵士達【アディス】の戦闘員。
どうする?切り抜ける方法は?
「恭介!!あれは!!」
プチが何かに気付き声をあげる。そちらを見る、そこに一台のジープがこちらを向いて激走してきた!
「ありゃあ…まさか!?」
アディス戦闘員もそれを見る。
チャンスだ!
プチの背中を蹴り押す!
「のぉ!?」
「今だ!」
敵の中に紛れちまえばむやみに銃はぶっ放せねぇ!
近寄った敵の表情が恐怖に歪む!それ!予想通りだ!
その手に握るククリナイフがキラリと光る!
「残念だがここは【リアル】だ、ヤマトに与した事を後悔しやがれっ!!」
辺りにいる兵士を高速のナイフが襲う!
斬られた戦闘員達の血が辺りに吹き荒れる!
アイツはどうだ?
プチの方を見る。
だが余計な詮索だ、最早終わっている。
「やっと迎えが来たか、いくぜ!」
「おう!」
向かってきたジープに走る。
「はっちゃん!プチさん!」
乗っていたのは一条とエド。コイツラいつもだいたいいいタイミングで来やがる!
「よし一旦ひくぞ!」
「ラジャーでアリマス!」
すぐに乗り込みその場を後にする。
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