力を持つ者。

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「けっ!くだらねぇぜ!」 テレビを眺めそう言い放つ。 「…いよいよ始まったわね…」 後ろで麗那が呟く。 ここは末永家のマンション。俺は帰ってきたんだ。だが入れ替わりにあのくそ義兄が姿を消した。 「こんなときにアイツは何処にいったんだぁ?くそがぁっ!」 テーブルを叩く。 イライラするぜ…モバや新世界じゃいろんな奴が戦えたが…リアルになれば話しは別だ、ここじゃあ俺等ギルドしか戦えねぇ! どうする…いや考えるまでもない。俺等だけでやるしかねーんだ!俺達はいつもそうやって戦ってきた! 「恭介…」 「麗那…すまん、俺は…」 「何をすればいいの?」 「…んぁ?」 予想外な発言に思考が止まる。 「もちろん私は戦えない、貴方達の足を引っ張ってしまう、けど戦いは戦闘だけじゃない。」 大した女だまったくよ。 こりゃあ…梃子でもうごかねぇな…。 「わかった、裏で協力して貰う!」 こうして…俺達ギルド+αの戦いが始まった。
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