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「何で怒ってんだよ!?」
次の休み時間、うさぎが大気と夜天の元へとやって来てプレゼントを手渡す。
「これチョコチップクッキー作ったんだけどよかったら食べて?」
「ありがとうございます。月野さん。」
「僕、クッキー好きなんだ。ありがとう。」
夜天はわざと星野に見せ付けるように笑顔で受け取る。
それを見た星野は流石に怒りをあらわにする。
「何で大気と夜天にはあって、俺にはないんだよっ!?」
「いーっぱい貰ってるじゃない。」
ベーと舌を出してまたどこかへ行ってしまった。
それを見てついつい可愛いと思ってしまう。
「べーって…可愛いじゃねぇか////…ってそうじゃなくって!おぃ!おだんご!」
その光景を見て笑う夜天を見て真顔で近づく星野。
「なぁ、夜天…ソレ…」
「あげないよ。」
「まだ何も言ってねぇだろ!!」
「星野、見苦しいですよ?」
「くそっ!何だよ、皆して!」
そのまま拗ねて席に着く。まわりの誰が見ても怒りオーラ全開の星野に、チョコを渡したい女子ですら近づけないでいた。
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