俺と千佳 【中】

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「……聞きたい?」 「はい……。あ…でも……私が出てなくて……美鈴さんとかクラスの方が出てたりしたら……ちょっとだけショックです……」 お前ってエンジェルは……全く……。 夢だけはどうなるか分からないから仕方なくなくないか? まぁ、今回は千佳が出てきてたから無問題だけど。 「それは大丈夫。ばっちりお前の夢だったから」 「本当ですか?何か……嬉しいです……」 「まぁ……内容だけど、とりあえず……どこから夢だか分かんなかったんだよな……。 最初は……お前が激しくキスしてきたとこから始まって……」 「……ほぇ!?」 俺が夢の話をしようとそこまで話すと、千佳が大声で俺の話を遮ってきた。 そして先程のようにあぅあぅ言い出し、そのまま俯いてしまった。 「おい……どうした?」 「お……起きてたんですか……?」 「……は……?」 何を……言っているんだ……? 「だ……だって…何度も呼びかけましたよ……? あっ…狸寝入りだったんですね!?ずっ…ズルいです!!また意地悪しましたぁ……」 どうやら……コイツは…… 「お前……俺寝てるときにキスしたのか……?」 「あ…あうぅ……」 ……千佳……昨日あんなに……。 まだ足りなかったってやつですか。 可愛い奴め……。
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