俺と千佳 【中】

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「……じ…じゃあ…目を瞑ってて下さい……」 「合点承知」 何か興奮してきました。 現在時刻?九時前だよ。午前の。 いつもならまだ寝てるか、隣の有希をぷにぷにして遊んでる時間帯だ。 なのに俺何しようとしてんだろ? キスだよキス。しかもこんなに可愛い千佳と。 いやぁ~…充実してるわ。 とりあえず、俺は千佳の気が殺がれる前に目を瞑る。 ……見えないと……少し不安になるけど…それが良い……。 アハハハハ!!俺末期だ。 アレ……まだ……? 「千佳……?」 「あ…あうぅ……」 見えないけど……千佳の様子は手に取るように分かるでござるよ……。 「千~佳~?」 「わ…分かりました……頑張ります……」 千佳がそう言うと、すぐに両頬に暖かい感触が。 ちなみに言ってみれば、胸じゃないね。 だって弾力感とか…… 「ん……」 そして聞こえてきた千佳の艶めかしい吐息。 何か感覚的に千佳の顔がすぐ近くまで来ているってことが分かる。 だが…… 「……や…やっぱり恥ずかしくてダメですぅ……」 何とそこで終わってしまった……。 何というお預け……。 なるほど……これが千佳なりのスキンシップってことなわけだな? 悪くない……。
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