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「……悠さん……エッチです……」
「二回目はお前だろ?あんだけできるなら千佳からもできると思うんだけどな……」
正直言えば、千佳はエロい。他の女子がどうなのかは知らないが、有希とか美鈴よりも遥かにエロい。
詳細は…まぁ…アレだが、エロい。
「まぁ……時間はいっぱいあるんだ。練習だな……」
「はい……練習です……」
……俺も人のこと言えないけど。
そのまま、もはや登り慣れはじめた大人の階段をブリッジで登りだすような展開にはならず、俺たちはそのまま朝食に戻る。
それからものの十数分で食事を終え、また千佳が片付けを始めた。
俺は後ろで千佳の後ろ姿をただ眺めている。
最近よく思うのだが、いつかこんな日が来て欲しい。
仕事から帰り、千佳にお帰りと言ってもらい、一緒に夕食を食べる。
そんな日が、最近はとても待ち遠しい。
最初の彼女だからかな……?そこまで先のことを考えるなんて、若気の至り以外の何物でもないけど、まぁ……そんな夢を望みながらの生活も悪くない。
「千佳~?今日は外でデートしようか」
俺は未だ食器洗いをしている千佳に向かってそう尋ねる。
昨日は一日家にいたから、今日はそんな気分だ。
そして何より、今日は晴れだ。
せっかくの良い天気なのに、家にずっといるのは勿体無い。
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