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子供が大好きってことは……子供がたくさん欲しいというわけだ……。
つまり、悠さん……子供……欲しいです……。ってわけだ。
おいおい、まだ俺たち未成年だっての……。
いや、俺だって子供は好きだぜ?
もしも有希みたいな純粋な女の子が生まれてきたら、一生愛してやりますぜ。
でも……ほら、アレじゃん?
ちゃんと就職して、千佳と子供を養える程度にならないとダメじゃん?
うん、俺公務員でも目指そうかな……?
子供……可愛いんだろうな……。
ってか……子供欲しいです……とか、千佳も昼間から大胆な奴だな……。
ここで子供作りましょうって?子作りしましょ!ってか?
全く、落ち着けよマイエンジェル。
いずれ頑張るからさ……。
「千佳、頑張ろうな?」
「ほぇ?何をですか……?」
「照れなくても良いって。俺も精一杯フォローするから、頑張ろうな?」
「……何かわけが分かりませんけど、悠さんが頑張るなら私も協力します!」
名前……今のうち考えておこう。
「ほら、悠さん?あっちで遊びましょう?」
「あぁ」
まぁ……今は子作りよりもこっちが大切だからな。
俺は元気な千佳に手を引かれるまま、神城公園の中心部に向かって足を進めていく。
神城公園には様々な遊具がある。
巨大な砂場や、ゴリラでも住んでるようなジャングルジム。
今俺たちの目の前にあるのは……後者の方だ。
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