俺と千佳 【中】

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子供が大好きってことは……子供がたくさん欲しいというわけだ……。 つまり、悠さん……子供……欲しいです……。ってわけだ。 おいおい、まだ俺たち未成年だっての……。 いや、俺だって子供は好きだぜ? もしも有希みたいな純粋な女の子が生まれてきたら、一生愛してやりますぜ。 でも……ほら、アレじゃん? ちゃんと就職して、千佳と子供を養える程度にならないとダメじゃん? うん、俺公務員でも目指そうかな……? 子供……可愛いんだろうな……。 ってか……子供欲しいです……とか、千佳も昼間から大胆な奴だな……。 ここで子供作りましょうって?子作りしましょ!ってか? 全く、落ち着けよマイエンジェル。 いずれ頑張るからさ……。 「千佳、頑張ろうな?」 「ほぇ?何をですか……?」 「照れなくても良いって。俺も精一杯フォローするから、頑張ろうな?」 「……何かわけが分かりませんけど、悠さんが頑張るなら私も協力します!」 名前……今のうち考えておこう。 「ほら、悠さん?あっちで遊びましょう?」 「あぁ」 まぁ……今は子作りよりもこっちが大切だからな。 俺は元気な千佳に手を引かれるまま、神城公園の中心部に向かって足を進めていく。 神城公園には様々な遊具がある。 巨大な砂場や、ゴリラでも住んでるようなジャングルジム。 今俺たちの目の前にあるのは……後者の方だ。
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