俺と千佳 【中】

19/64
117574人が本棚に入れています
本棚に追加
/535ページ
「初めてこの公園に来ましたけど……何ですかこのゴリラでも住んでそうなジャングルジムは……」 「あっ……お前もそう思う?」 もうこのジャングルジムの名前ゴリラとかでいいじゃん。 だって今のところ三人中二人がゴリラって言ってるんだぜ? ちなみに有希はただでっかいって喜んでただけだけど。 「はい……」 「そっか。それで……これに登るのか?」 「はい、このゴリラとっても高いので、きっと良い眺めですよ?」 それについては同意だな。 よし、ミッションスタートだ。 「じゃあ、先に登れよ」 「ほぇ?悠さんが先に登って下さいよ。上で私を引っ張って下さい」 「馬鹿、それじゃあ途中でお前が落ちたらどうやって助ければいいんだよ?」 「……私そんなにドジじゃないですけど……でも、分かりました」 納得してくれた千佳は、そのまま鉄パイプのような太さの足場に手をかけ、少しずつ登っていく。 さて、とてつもなく計画通りだ。 俺はゆっくりと、この愛らしい彼女のパンツを……視るッ!! 「あれ?悠さんどうしたんですか?」 たどり着いたジャングルジムの休憩地点。 それまでの数分間のうちに、俺は直視していたそれが……それが……。 余りに綺麗すぎて~~。 今は反省してる。
/535ページ

最初のコメントを投稿しよう!