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「千佳……、俺……変態かもしれない……」
「今更気が付いたんですか?悠さんは類い希なる変態です。今世紀最強の変態と言っても過言ではないです」
なん……だと……?
まぁ、自覚症状があるから傷つきはしませんけどね。
「でも、私はそんなの気にしないです。
私……悠さんが完全究極変態だってことも知ってますけど、それ以上に悠さんの良いところをいっぱい知ってます。
悠さんは私のことをとっても大切にしてくれてます。
だから……そんなに気にすることじゃないです……」
「千佳……」
「でも……私のパンツを直視するのはいけないと思います……」
千佳は目線をそらしながらそう言う。
なるほど、全てお見通しというわけか。
良い意味でも、悪い意味でも。
「あぁ……天地神明に誓ってパンツを直視しないよ」
「天地神明って何ですか……?
まぁ、そんなのどうでも良いです。それより、滑り台滑っちゃいましょう?
ほら、悠さん私の後ろです!」
急に元気になった千佳は、休憩所から垂れる滑り台の方に駆けていき、スタート地点に腰掛けて俺を待っている。
懐かしいなぁ……。
この滑り台でそのまま射出されたっけ……。
とりあえず俺は千佳の後ろにピッタリとくっ付き、滑り台を滑り始めていった。
……変態的な行動は慎もう。
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