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天-ソラ-
追われる時間、進まない車。
ぎゅうぎゅうに詰まった毎日に苛々しながら、
ふと空を見上げた。
雲ひとつない天は、
あたしの瞳いっぱいに、
澄んだ青を見せつける。
「‥‥‥ちっせぇ奴。」
くっと笑い、あたしは思う。
あたしの持つ、限りある時間。
‥‥‥その価値は、
あたし自身で決まるっぽい。
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