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居酒屋の外を出た俺は繁華街の方へ高橋を探しに走って行った。
「お―い!卓弥」
運動不足のせいか、四秒全力疾走したら息切れがする。
「もうだめだ」
手を膝の上に置き呼吸を落ち着かせる。
ふと上を見上げるとバーがあった。
「バ―《heven》?こんな何も無いところにバー何てあったんだ」
けど……。
バー何て、一度も入った事がなかった。
一度入って見たかったが、バーのドアが俺を拒絶してるみたいで入れないのだ。
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