序章

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気付くと、俺はリビングのソファにいた。   どうやら俺はリビングで眠ってしまったらしい。 やりかけの宿題がテーブルにひろがっている。   ノートをみると途中から字が字になっていない…。   と、いうことはやり直しか…   無意識にため息が漏れる。   外はしーんと静かだ。 まだ朝ではないようだ。 とりあえず今何時なのかを確かめる。   ―――AM 2:27   やはりまだ夜中である。 俺は このまま朝までもう一度寝てしまおうか、そう思った。  しかし明日の朝を考えるとそういう訳にもいかないようだ。   明日は部活の朝練がある。 それに加え、早朝補講も取っているためこの宿題を朝までに終わらせる必要がある。   …寝る間も惜しいくらいだ。   ただ、体はまだ眠っていて動きが悪い。 眠気も覚め切らず、瞼が重い。  ぼーっとしていても時間を無駄にするだけなので、とりあえず俺は眠気ざましも兼ねて風呂に入る事にした。   あくびをしながら風呂場の前の洗面所へ向かう。   これから不思議な体験をするとも知らずに…
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