ξﾟ⊿ﾟ)ξはチョコレイトを渡すようです

鞄の底に押し込められたチョコレイト
ブーンに渡すチョコレイト

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「きちんと包装もしたし大丈夫よね」

考え出すと不安が止まらない
とにかく渡すだけだ、なんてことない
そう自分に言い聞かせる

(　^ω^)「ツンおはすー」

ξ;ﾟ⊿ﾟ)ξ「ひゃう！」

デジャヴ
思わず怒鳴りそうになったが今日は駄目だ
朝から怒って印象を悪くしたくない

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ちょっともう少しびっくりさせない方法で
挨拶しなさいよ」

クール私はクール…
暗示のように考える

(　^ω^)「どうしたんだお？何だかツンらしくないお」

あんたのせいよ！
心の中で怒鳴りながら平静を装う

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「そうだブーン
流石に今日は何の日か知ってるわよね」

(　^ω^)「？？？知らないお」

なんてかわいそうな子
今までバレンタインなんて無縁だったのね
勝手に哀れみながらチョコを渡すキッカケを探す

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「その…ブーンて甘いものって苦手?」

(　^ω^)「大好きだお！いつも家で食べてるお」

あぁだからピザなのね

ξ//⊿//)ξ「そうなの…でねブーンにわたｓ」

(　^ω^)「あぁ！ツン学校に遅れるお！走るお！！」

⊂ニニ(　^ω^)ニ⊃ブーン

ξ;ﾟ⊿ﾟ)ξ「ちょっっと！！待ちなさいよ！！」

チョコを渡すのをひとまず断念しツンはブーンの背中を追う