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「遥」 彼の声が、 初めてはっきりと 聞こえた。 「目が覚めたら、みんな忘れてしまうなら………目が覚めた世界でも君を探すから。何度でも見つけてみせるから。だから………」 どうして、 あなたは泣いているの? 彼は私に口づけ、 囁く。 「名前、呼んで?」 私は彼の頬に手を置いた。 「キョウ…」 .
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