何度でも

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気の早いお店では、赤や緑の小物が増え、軽快なBGMが流れ始めるころ、私と彼女は、大きな岐路に立っていた。 「別れようって言われた。」 ナノハの声は震えていた。2,3秒沈黙が流れ、私は、かける言葉を探していた。 「なんで…。」 適切な言葉は、何も出てこなった。 「わかんない。昨日いろいろ言ったからだと思う。」 昨日まで、ナノハとアツシに何が起きていたか、思い出していた。
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