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「・・・はっ?」
息を止めていたことに気付いて深呼吸をする。
やっと言葉が出たときには彼はもう教室にはいなかった。
今何て言った?
好きって・・・・何?
「瑠来!お待たせ。帰ろう?」
「えっ?あぁ。うん。帰る。」
「どうしたの?何かあったの?」
「ううん。別に。基李ちゃんは?」
「昇降口で待ってるわ。」
なんだか分からない気持ちに襲われて怖かったけど。
2人にこの気持ちがバレることの方が怖かった。
これは、きっと許されていない気持ちだから。持ってはいけないモノだから。
だから。
だから私はしっかり鍵をかけた。
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