封じられる光。

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学校の校門をくぐってから私の教室に行くまでが、私にとって1日で1番緊張する時間だ。 だって、皆がお姉ちゃんたちを見てるから。 「おはようございます柚菜先輩。今日の生徒会の議題は・・」 「後で資料を配ります。」 「おっす!基李さん。」 「おはよ!今日は陸上にも顔出せると思うから。」 皆がお姉ちゃんたちに通りすぎ様に声をかける。 その時に、私をチラッと見ながら・・・。 「今日は基李は何時まで?」 「6時過ぎってとこかなぁ。柚菜は?」 「私も同じくらいかしら。」 「じゃあ、なまこの教室に6時過ぎにってことで。いいか?なまこ。」 「・・うん。待ってる。」
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