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切れ長の鋭い瞳が、その微笑みとともに、ふわりとやわらいで、冷たい印象が抜ける。
告白まがいのあまりにもストレートな物言いに、美里は、真っ赤になってうつむいた。
からかわれているのだろうか?
赤の他人に。
本人の自覚はないが確かに美里は、他よりも目を引く容姿をしている。肩でそろったさらさらの色素の薄い髪。目鼻立ちは西洋人形のようで、唇は目の前に咲く桜のよう。
先日の入学式では、わざわざ上級生達が教室まで覗きにきた。
だが、面と向かってここまで言った輩はいない。
美里は逃げ出したい気持ちで、うつむいたまま動けなかった。
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