新学期

3/8
前へ
/58ページ
次へ
相変わらず静かに時を刻む目覚まし時計を手に持ち、 ぼくはボーッと首をかしげた。   そこへまた 「遅刻するわよー!」 ママの声。   ぼくは急いで二段ベッドから飛び降り、 下でまだぐっすり寝息をたてて眠っている 弟の拓斗の体を揺すった。
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!

831人が本棚に入れています
本棚に追加