プロローグ

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「朝だよ。」 窓を開けた時の朝陽が好きだ。 「んー・・・まだ眠い。」 焼きたてのパンの匂いが好きだ。 「間に合わないよ?先行くぞ?」 「・・・お前ふざけんな。」 ありきたりな会話が好きだ。 彼と過ごす時間が好きだ。 寝癖の付いた髪が好きだ。 かすれた声が好きだ。 私は、彼のすべてが好きだ。
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