証拠 ~飛竜~

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「こいつは本物なのか?幻かもしれない」 「本物だよ。こいつは小竜。俺の契約してる竜のひとつだ」 「よう」 「ぁあ?!」 竜が喋った?! 「なんだよ。こいつが喋っちゃいけないのかよ?」 「いや、そうじゃないんだが・・・」 急に話しかけられるとびっくりするし 「それにしても、竜って意外とちっちゃいんだな」 竜は人間の子供位の大きさだ 「こいつはまだガキだからな」 「・・・」 「けどこいつの能力は普通の竜とは違う。大人の竜と互角に戦える」 「・・・」 子供といってもあなどれないな・・・ 「これがきっかけとなり君と俺との友情が生まれた」 「そんな見せかけの友情いらねーよ!!」 「なら秘密の関係となった」 「そんな怪しい言い回しをするな!!」 「まぁそういうことでよろしく」 「どういうことかは分からんが・・・まぁいいだろう。よろしく、龍崎」 「よろしくな、にいちゃん」 「あぁ。竜くんもよろしくな」 「竜じやない!『小竜』だ!!」 名前に誇りがあるらしい小竜だった。 「あぁ。よろしく、小竜」
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