証拠 ~飛竜~

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「じゃ、また明日な」 「うん、またあとでね」 帰り道。龍崎と他愛もない雑談をしながら帰って俺の家の前。 「・・・オイ」 「なに?」 「お前は今なんと言った?」 「・・・『なに?』」 「その前だ!!」 「『またあとでね』だけど?」 「なぜ『またあとで』なんだ?今日また会うわけでもないのに」 「えっ?」 なぜか驚いた顔をする龍崎。 「仕事手伝ってくれないの?」 「仕事?」 「うん」 なにを言っているんだ? 「『イレイザー』の仕事だよ」 「はぁ?!」 『イレイザー』の仕事だぁ?! 「手伝ってくれないの?」 「手伝うもなにも、俺になにが出来るというんだ?魔族退治だろ?」 龍崎の『イレイザー』としての仕事は、デビルを倒すことである。 「そうだよ。デビル討伐だよ」 「ならムリだ」 「君は結構凄い力を持っているから大丈夫だよ」 「凄い力とは?」 「無駄につっこみをする力」 「そんな力いらねーよ!!」 「そうだよね~」 「・・・それに起きていられる自信がない。」 『イレイザー』の仕事であるデビル討伐は、デビルの活動時間である夜にしかない。しかし、夜が明けるまでのじかんだ。深夜も当然活動している。 「大丈夫だよ」 「・・・その根拠はどこからくるんだ」 「・・・まぁ大丈夫だよ」 「なんだ今の間は。?!」 「・・・」 黙秘権を行使してきやがった まあいい。はなしがいいところできれたらひとつ聞こうと思っていったことがあった。
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