仕事 ~デビル討伐~

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龍崎がうちに居候することが決まってから何時間もたった。─────只今、午前0時 ───俺と龍崎はデビル退治に出ている 「・・・オイ」 「なに?」 「デビルとやらは結局なんなんだ?」 俺はまだこのアホな竜使いが退治している『デビル』について説明を受けてない。 「あぁ・・・そうだったね。まだデビルのこと説明してなかったね」 「そうだ」 「デビルっていうのは、魔族の中で人間に危害を加える者の全般を言うんだ」 「・・・ってことは、人間に危害を加えない魔族もいるのか」 「そういうこと。元々魔族は人間とはあまり関わりが無いからね」 「関わりが無いならなんでデビルみたいなのがいるんだ?」 「動機はデビルの中でもバラバラだよ。でも、最近は人間の世界を支配しよう。魔族とは離れて自分の世界を作ろうと考えてる奴らが多いかな」 「なるほど」 「そして、そいつらが組織化してきてるらしいんだ」 「そうなのか。でさ、危害って具体的にはなにをしてるんだ?」 「基本的には良質マナを持ってる人間を殺して、そのマナを吸収している」 「マナってなんだ?」 「魔力、霊力、妖力などの人間が持ってるエネルギーの総称だよ。簡単にいえば、『魂』かな」 「それを吸収したらどうなるんだ?」 「デビルはマナを自分の力に還元できる。つまり、強くなるのさ」 「なるほど」 つまりは、『デビル』とは悪い魔族で、人間を殺すから龍崎たち『イレイザー』が退治するということか 「まぁ、その考えでいいと思うよ」
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