転校生 ~龍崎一魔~

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「んで、転校生」 「なんか避けてるような呼び方だね」 「実際、避けたいよ」 「酷いなぁ」 「お前の説明の中に真実が1%でも混じっているなら避けないでやろう」 「だから全部本当だってば」 転校生・龍崎は自分を竜使いだと言う。 そしてデビルと呼ばれる人を襲う魔族を倒す『イレイザー』だと言う。 「ならばひとつ聞く」 「なに?」 「それが本当だとしてだ。そういう事はフツーは秘密にしなくてはいかんだろう」 じゃなければ世界中が大パニックだ。 「・・・」 しまったと言う顔を龍崎がする。やはり嘘か。 「・・・そうだった、学校では絶対に言ってはならない事項だった」 「・・・あ?」 まだ嘘をつき続けるのかこいつ?!
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