一章:暴君ハバネロ

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車のヘッドライトが二人の影を壁に写す。月灯りと街灯が夜と言う闇を照らしてくれる。 永遠にこの時間が続いていて欲しい、この愛する人との想いが重なってくれたら。 なんて夢見心地。 夢物語は儚く散る……   「それじゃ、あたしこっちだから…」 光りが彼女の顔をより一層美しさを引き立てる。 俺の自制心と理性と い ま じ ね ー し ょ ん は崩壊寸前     その時だった     彼女は俺の胸に飛び込んできた。   「やっぱり、猪狩君とは離れたく無いよぉ……ずっとこのままでいて」 ギュッと力強く抱きしめられる。俺は背中に手を廻し抱き締める。強く抱きしめたら壊れてしまいそうなか弱さ……   だんだん唇が近づいて行く。 彼女が瞳を綴じる。俺も綴じる。   互いの唇が重なり…愛が生まれる。   そうさ!! 二人の愛は Let's begin!!!!!
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