Monochrome Chronicle

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Monochrome Chronicle 第四章~白と黒の融合~ 長き月日が流れても、本質は変わる事なく。時代が求めるのは、神でも英雄でもない。必要なのはそう、ただ、自らを正当化する為の敵の存在だけ... Ermorden!Ermorden!Der Gewinner hat recht!!(殺せ!!殺せ!!勝者こそが正義だ!) Zerschlagen!Zerschlagen!Die ketzerische Religion verursacht einen Unfall!!(潰せ!潰せ!邪教は災厄を招く!) 約束も 愛も あの日全て失った 信仰も 神も あの日全て棄てた 死神を屠る為 悪魔と契り 復讐を果たす為 奈落へと堕ちた 木を隠すならば森の中。戦乱の花園に一輪増えた緋色の花。誰に気付かれる事はなくとも、噎せぶ程に馨しく甘い香は、毒々しい羽の<混乱と狂気(ちょう)>を招き寄せる。皆其れぞれ信じる物が正義であるならば、この世界は邪悪に満ちている。嗚呼...何時になったら気付くのだろう。本当の救済を齎す者が、一体誰であるのかを... 「…見つけたぞ…!」 戦場で再び出逢った、二人の騎士。勝者こそが正義。一度敗北を喫し奈落へと堕ちた男は、誰よりも良くその言葉を知っていた。降り翳した眩い白銀の十字は、最早廉潔とは程遠い。否、最初から、穢れなき聖戦等存在しなかった。行われていたのは神の名をを利用した、愚劣なる蛮行だけだった。 _
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