4人が本棚に入れています
本棚に追加
眠った君のほっぺたが、
濡れているのに気がついた。
ねぇ、誰に泣かされた?
ねぇ、誰を想って泣いてたの?
まだ軽く湿った君の頬の、人差し指で涙をすくう。
嗚呼、いつだって俺ははまってる。
君の泣いた跡を見てたって、
その原因の相手に妬いて、
君がそこまで相手を想ったことに怒りを覚え。
もう少しだけ、眠っていてよ。
君が起きたら、尋ねるから。
君を想いながら、聞けるから。
もう少しだけ、待っていて。
俺の気持ちが落ち着くまで。
最初のコメントを投稿しよう!