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部活が終わって、私は後片付けをしていました。
圭子『ちょっと麻理亜。来て。』
ファンクラブの圭子が私を呼び出しました。
言われるがまま、私は圭子にマネージャーの部室裏まで連れてかれました。
そこには十人くらいの親衛隊が私を待っていました。
美千子『あんたさ~クラスの女子達にチョコの作り方聞いて回ってるんだって?』
リーダー格の美千子が腕を組み話し掛けました。
圭子『まさか勇次様にあげるんじゃないでしょうね?』
睨み付けるように圭子が言った。
美千子『っていうか、お前のチョコを勇次様が食べたら、体調崩しちゃうじゃん。』
麻理亜『………ちゃんと作るもん。』
突然、圭子が私の髪を引っ張った。
圭子『はぁ!?渡すなって言ってんの!!空気読めよ!!』
美千子『優子、香織、わからせてあげなさい。』
それから私はカッターを持った優子と香織に髪を無理矢理切らされました。
圭子『あぁ~あ!これじゃあ明日学校にも来れないね!!』
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