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しかしサイファーのほうについてはあまり噂が流れていない
新人なのだろうかと考えつつリドは自分達に与えられた任務を全うすべく操縦桿を傾けた
1995年4月2日のこの日、ベルカ軍はウスティオ全土を占領すべく、ヴァレー空軍基地に対し大爆撃機連隊を向かわせていた
――――――――――
同時刻、ベルカ空軍爆撃機
「エルモア1より各機!!エネミーアラート!2時方向、高度7500m、距離10000m、2機、高速で近づいています!!」
「2機だと?正確なのか?」
「はい、間違いありません」
「ハッ!!たった2機でなにができる!?それほどウスティオは人員不足らしいな」
エルモア1の機長はこの時、余裕に満ちていた
それもその筈だった
この爆撃機連隊には爆撃機だけでなく複数の戦闘機(F-4)の護衛がついていた
それをたったの2機で迎撃すると言う行動自体が自殺行為と言うものだった
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