《初陣》

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「雪か…」 コックピットの中から空を見て ひとり呟いた 「こちら管制塔、ラプソディー1、離陸を許可する、ご武運を」 管制塔からの通信で 目の前に置かれた状況に帰った 「ラプソディー1、ラジャー」 既に始動しているエンジンが低い呻きを発している 緊急出動命令が下ったのはついさっきだ 「ベルカの大規模爆撃機連隊がヴァレー空軍基地に接近中!!第6航空師団はただちにスクランブル発進せよ!!」 そしてたった今リド・コールマン(22)はヴァレー空軍基地の滑走路から離陸しようとしている スロットルレバーを倒し、フルスロットルにすると、愛機F-14DJ(複座式のF-14Dスーパートムキャットを単座式にし、軽量化した機体)は初めはゆっくりと、次に勢いよく進み始める そして滑走路を離れ"相棒"の待つ空へと向かっていったimage=130364187.jpg
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