バイバイ……。誠君

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「ごめん……」 俺は肩から手を離した。 「まあ。アプローチしてみれば?愁なりのね!それで好印象だったら好きって想いを伝えれば?」 「俺なりのアプローチか……。わかった!ありがとう誠」 「なあに、愁のためなら何でも聞いてやるよ」 五時限目の始まりのチャイムが鳴った。 「やべっ!授業遅れるぜ!」 矢田部は急いで部室を出た。 「えっ!もうそんな時間?やばい!おい待てよ!誠」 俺はアプローチする事を決めた。矢田部の後を追いかけながら思った。
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