221人が本棚に入れています
本棚に追加
「ごめん……」
俺は肩から手を離した。
「まあ。アプローチしてみれば?愁なりのね!それで好印象だったら好きって想いを伝えれば?」
「俺なりのアプローチか……。わかった!ありがとう誠」
「なあに、愁のためなら何でも聞いてやるよ」
五時限目の始まりのチャイムが鳴った。
「やべっ!授業遅れるぜ!」
矢田部は急いで部室を出た。
「えっ!もうそんな時間?やばい!おい待てよ!誠」
俺はアプローチする事を決めた。矢田部の後を追いかけながら思った。
最初のコメントを投稿しよう!