バイバイ……。誠君

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帰りはいつもの道を三人で歩いていた。 「矢田部君。今日の休憩の時、何でボールに怒鳴ってたの?」 「そうそう!どうしたんだよ」 そうだった、みんな死神が見えて無いから俺がボールに怒鳴ってるように見えたんだ。 「いや……。ボールは友達って言うじゃん?」 「だから怒ったのか?」 川島と中条は笑った。 「そうそう中条聞いた?古文のよしおのカツラがバレたって?」 川島が中条に話しかけた。 「うん!聞いた聞いた!バレてざまあみろって感じ?けどカツラの下、ハゲて無かったんでしょ?」 「フサフサだったらしいよ」
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