神様―。それは無いっすよ!

6/18
前へ
/169ページ
次へ
「一度やりたかったんでしゅよ」 天使が半ベソかきながらいった。 「言い訳など聞きたくない!お前には失望した。また最初からやり直してもらう」 神様が天使の頭に手をかざした。神様の手からは無数の光が注ぎ込んだ。 一瞬の出来事だった。今までいた天使が居なくなっていた。 神様は頭を抱えながらイスに座って書類を見た。 「矢田部誠十七歳……。まだ将来性があるのに申し訳ない事をしてしまった」 判子の審判は絶対だった。矢田部誠の書類には……。 《死》 と押されていた……。
/169ページ

最初のコメントを投稿しよう!

221人が本棚に入れています
本棚に追加