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今から35年後、世界で名高いアメリカの科学者、クロバトレア博士が『人間そのものがエネルギーを使えるようにする薬』―――すなわち、人間自身が隠れ持っていた科学エネルギーを使えるようにする薬を発明した。
発表が行われた後、世界は大混乱に陥り、その薬を求めてロシア、中国らがアメリカに宣戦布告、戦争が勃発することとなった。
それがきっかけとなり、責任を感じたクロバトレア博士は自殺。薬は世界中にばらまかれ、大量の『科学エネルギー保持者』が生まれることとなった。
さらにこの薬は遺伝性も強く、一回発症したら次世代にまで続くというやっかいな薬であることも判明した。そんな出来事を尻目に、日本も『科学エネルギー保持者』を中心とした超軍事国家となっていく。
そんな日本の、そんな一人の人間の物語。
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