Ⅱ.必然的な出会い

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「広いなぁ~」 カイトは今自分の部屋として学校側から与えられた寮の一室にいるのだがその部屋は一人で使うには余りに広く学校側の多大な財力が伺える。 結局入学式の後、荷物の搬入などがありすっかり日が暮れてしまっていた。 「景色もいいし……あれ今下で何か光ったような気がしたぞ。暇だし行ってみるか」 カイトが寮を出て外に行くと季節は春なのに何故かとても寒く静かだった。 〈氷魔法(アイスマジック)ブリザード〉 どこかで女の声がしたその瞬間辺りは更に冷え草木は凍り付いた。
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