Ⅱ.必然的な出会い

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カイトがその声がした方に歩いて行くと広場のような場所があり、その中心に女が一人立っていた。 髪は水色のセミロング、手には本を持っている。 背も高く、スタイルのいい、一目で心を奪われるそんな美人だった。 カイトがしばらく見とれていると女は右手を近くにあった木にかざし 〈氷魔法アイス〉 そう唱えると木は完全に氷に包まれた。 「氷系の魔法かな?カッコイイ~し、美人じゃん」 カイトがぼそぼそと呟いていると本人に聞こえたしく…。 「さっきからいる君は誰だ?名をなのれ」 女はカイトに話かけながら近づいてきた。 女が近づくにつれてカイトの周りの温度は冷えていく。
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